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武井の島伝説【函館市戸井地区】ムイとアワビの喧嘩!

函館市の(旧戸井町)下海岸の地域にある島であります。
何気に通り過ぎてしまう島ですが、よく見ると面白い島だと思います。

武井の島伝説について

この武井の島には伝説があります。

昔、ここでムイ(アイヌ語・オオバンヒザラガイ)とアワビが喧嘩をして、神様の仲裁のもと、島より西側はアワビの国で東側がムイの国と定めたと云います。
この伝説のように西側に多くアワビが採れ、東側にはムイが多く採れるそうです。

函館市 戸井地区 武井の島

この伝説の通りに、この島から西側に多くアワビが採れ、東側にはムイが多く採れるそうです。
どうやら海流の関連でそのように棲み分けれているように見えているというのが現状だそうです。
 

ムイ(アイヌ語・オオバンヒザラガイ)とは?

ムイ(オオバンヒザラガイ)のことを調べて見ました。

喜界島以外の奄美群島では、「グズィマ」「クジマ」などと呼ばれ、まれに食用にされる寒流域のオオバンヒザラガイは大型で肉質も柔らかく、その生息域では重視されたアイヌやアメリカ先住民(アレウト族など)は古くから食用としており、前者ではアワビとの間の住み分け由来話の伝承があるなど、注目されていたことが分かる。アイヌ語では「ムイ」という。また、オオバンヒザラガイの殻の1枚1枚は蝶の様な形をしている事から、襟裳岬では「蝶々貝」と称して土産品として売られている。

Wikipediaより引用

見たことがありませんので、漁師さんにどんな貝なのか?と聞いて見たことがあります。
アワビなんかよりも安価な貝だそうで、本当に武井の島付近にいるようです。潮の流れなどで、伝説ように住み分けが出来ていいたようです。近年、温暖化の影響でこの辺もまた、ムイ(オオバンヒザラガイ)とアワビのケンカも再びということも考えられると感じてしまいました。


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