オリジナルポストカード 函館夜景(冬期)

今回は、ポストカードをご購入ありがとうございました。

函館山(はこだてやま)は、北海道函館市の市街地西端にある山であり陸繋島(陸繋砂州上にある市街地としては日本国内最大規模)でもあります。陸繋島として表す場合でも「函館島」「函館山島」といった表現をすることは稀であります。
標高334m、周囲約9km。牛が寝そべるような外観から臥牛山(がぎゅうざん)とも呼ばれています。
 

函館山の歴史

要塞地帯法(明治32年法律第105号)により、函館山では1898年から要塞建設が始まり、1905年までに山全体に砲台や発電所、観測所など17の施設が建設されました(津軽要塞)。この時に山の頂上を削ったため、標高が348mから334mと低くなりました。また、函館山が要塞地帯になったことで、山全体が軍事機密となり、地形図から函館山が消えました。函館山の測量はもちろん、一般人の入山や函館山の写真を撮影すること、スケッチをとること、函館山に関する話題も厳しく制限されました。1945年の第二次世界大戦終結で要塞としての存在意義を失った函館山一帯の国有地は、所管する大蔵省(現在の財務省)から函館市へ無償で貸し付けられました。津軽要塞はアメリカ軍によって解体され、翌1946年10月に大蔵省から一時使用の許可を受けた函館市は12月に函館山管理事務所を設置、函館山は一般市民に再び開放されました。1948年に函館市はこの一帯326.6haを都市計画法に基づく都市計画緑地「函館山緑地」としました。戦後は夜景の名所として全国的に有名になりました。
現在、御殿山第一砲台跡はロープウェイ施設や駐車場、展望台、送信所の下に現存しているものの、崩落の危険などがあり立ち入りが禁止されているが、残りの施設跡は一部見学できます。

函館山夜景の撮影ポイント

この夜景を撮影するポイントは、

  • 雲の状態を考えて函館山に登る → 函館山ロープウェイホームページのライブカメラを参照ください。
  • 三脚は使用してください
  • レリーズを使用して、確実に撮影しましょう
  • 風が強いので、三脚をしっかり固定してください
  • 広角レンズ(35mm〜20mm)を持ちましょう

夕焼け前から函館山に登り、場所を決めましょう。刻々と風景が変わりますので、シャッターを切りましょう。
近年、外国人観光客の皆様が大勢いらっしゃるので、場所の確保をしましょう。カメラを三脚に取り付けて、夕方から夜景になるまでを狙います。



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