小樽シリーズの一コマ。
旧日本郵船株式会社小樽支店を駈け足で見て、印象になった所を撮影しました。
以前に気になっていた建物で、その時には時間の都合で拝観できずに外観だけ拝見しました。撮影したときも時間があまりなく、ガイドさんの解説を全て聞くこと無く、出てしまいました。
旧日本郵船株式会社・小樽支店は、明治37年に着工し、明治39年に落成しました。佐立七次郎さたちしちじろう設計による明治の代表的な洋風石造建築です。1954(昭和29)年まで支店として使用されていましたが、翌昭和30年に小樽市が譲り受け、重要文化財に指定された後、昭和59年から3年間の補修・復元工事がなされ、当時の雰囲気を再現しました。
この会議室は、1906(明治39)年11月に2階会議室で日露戦争後、樺太の日露国境画定会議が開かれた場所でした。向かって左側がロシア、右側が日本で樺太の国境線を決めたということです。日本の繁栄ぶりをロシアに示す狙いもあったらしく、貴賓室と共に出来る限りの贅を尽くされた華麗な空間でした。終戦後、建物がGHQに一時期接収されて、その期間に、金唐革紙の壁などに煙草のこげ跡や汚れを付けられたとのことです。
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