何気に看板が目に入り立ち寄った縄文遺跡です。
このような縄文遺跡がニセコ町にあるとは、思いませんでした。看板から
種別 史跡
名称 曽我北栄環状列石
指定年月日 平成2年3月5日この環状列石(ストーンサークル)は、ニセコ町字曽我262番地に所在し、海抜約320m、北にニセコアンヌプリに東に羊蹄山が一望できる勝景の地につくられている。
この遺跡は昭和の初め、当時の土地所有者が開墾中に発見したもので昭和24年に史跡として道知事の仮指定を受けた。
東大教授駒井博士によれば、欧州、アジア、シベリアにわたって広く分布しているもので、遺構の性格については、古くから墳墓説、日時計説、天文観測所説、祭祀場説、などの諸説ある。
昭和26年秋、本遺構を駒井和愛博士と北大名取武光助教授が調査したところ、人骨の一部と思われる骨片、硬玉(翡翠)製玉類数点、深鉢型縄文式土器(縄文文化後期)等を発見した。
研究の結果3,000年ほど前の先住民族が築造した墳墓と指定され、学術上貴重な遺跡である。
道南地方にも縄文遺跡がありますが、調べると点在しているのですね。小樽にも数カ所ありますし、深川市までこのような遺跡が存在するのだと思いました。このようなあまり目立たない遺跡を歩いてみるのも面白いと感じました。今後、通りがけに寄ってみたいと思います。