カメラ機材関連等雑談

【コンデンサーマイク】SONY C-38bがやってきたー!マイクの話

近年、インターネットを通じて独自配信を行える時代になりまして、必須のアイテムが必要となってきました。
音声をきれいに配信するアイテム「マイク」です。

デジカメに付いているマイクもいいのでしょうが、どうにもきれいに録音がされず、雑音も多く収録されております。マイクを使用しての動画配信には不可欠な存在です。カメラが無くとも音声はできれば、写真を入れての編集も出来ますが、音は部分的に消えてしまったら内容がわからなくなりますので、動画よりも音声が欠如するのが大変と思います。

マイクにも種類がありますので、簡単に説明を入れて解説します。

ダイナミックマイク

通常思い描くスタイルが、このダイナミックマイク。カラオケのマイクもこの手です。舞台などによく使用されるダイナミックマイクは、「58(ゴッパ)」と呼ばれる、Shure(シュア)SM58というマイクです。

シュア58

ダイナミックマイクとは、電磁誘導を利用して音声信号を得るマイクのことです。構造は非常にシンプル。ダイヤフラム、コイル、磁石がひとつのカプセルに納められ、空気の振動を受けたダイヤフラムが動くと、ダイヤフラムに取り付けられた金属のコイルが磁石の磁界の中で振動して、電気信号を得る仕組みになっています。

バンドをされている方ではベタなマイクですね。個人的なイメージですが、通常にしようするマイクで、コンデンサーマイクとの扱い方でも楽に扱えれるというイメージです。

コンデンサーマイク

タスカム TM-80
ダイナミックマイクは、電源を必要としないマイクで使用されやすいマイクですが、電源が必要であるマイクのはコンデンサーマイクという認識でした。
扱いもダイナミックマイクより丁寧にしようしたイメージです。マイクケーブルを抜くにも、電源を必ず切ってからケーブルを抜かないと、故障の原因となるので、デリケートなマイクという感じですね。
大抵のコンデンサーマイクは、湿度の管理もしっかりしていて、イベントの収録時にそっと取り出してきて、演奏の録音用として使用しておりました。

コンデンサーマイクとは、電気を蓄えたり放出したりする「コンデンサー」の技術を応用したマイクのことです。使用の際は電源供給が必要で、広い周波数帯を高い感度で拾うことができ、大きな音からかすかな音まで収音可能。歌の息遣いや弦の擦れる音、部屋鳴りなど、細かいニュアンスの収録に適しています。

確かに使用してみると、音域が広くて、ダイナミックマイクと異なるマイクだと感じます。

ダイナミック・コンデンサーまとめ

どちらも用途で選んで使用しております。ボーカル主に使うならダイナミックマイク、じっくりと音声にこだわった音を収録するのは、コンデンサーマイクを使用するという具合でいいと思います。
あとは、自分の知識と経験で使用するマイクを決めていくことが必要でしょう。

SONY C-38bについて

SONY C-38b
職場で使用しているのを見たことがありまして、よく見たことのあるマイクです。「漫才マイク」とか「落語マイク」と呼ばれており、定番のマイクということで、舞台で落語の時はこのマイクを使用しておりました。音質なんかは、当時はわからず、音響の人からは使いずらいマイクだと聞いておりました。それでもこのマイクは、見ていても「様になるマイク」だと思います。ダイナミックマイクではシンプルすぎるし、テレビの演芸番組で見ている「C-38b」は存在感があると感じます。高価なマイクということで、音響さんでもなかった私にとっては、見栄えの良いマイクとして認識しておりました。
このマイク現在でも販売されているマイクで、長く使用されています。

落語・講談を収録する立場となって

インターネットの時代に入り、動画も配信できる時代になり、より音声をキレイに録りたいという声も聞こえております。
行きつけの店で行われている講談会を収録させてもらい、YouTubeで配信させていますが、マイクという存在の大きさを感じて、ダイナミックマイクの導入し収録しましたが、やはり絵になるマイクで収録したいと感じて、安価なコンデンサーマイクを購入し収録しておりました。音に関して言えば、エア(マイクなしでの収録)での収録よりは、グレードが上がり聴きやすい環境になりましたが、動画で配信しているとあのマイクの存在が大きいということに気がついてしまいました。
c-38b 使用

やはり見栄えのいいマイクというのは安心感があると感じて、このマイクの存在は大きいですよね。想いはこのマイクを手に入れられないかと感じてきました。

思いがけないことに

地元でお世話になっている素人の落語を収録させてもらっており配信しておりますが、ある時、

夢助事務所からマイク預かっているだけど、使えないだろうか?

という事を言われまして、見ないとわからないので、次の時に持ってきて下さい。と、言って1ヶ月後、寄席の収録に持ってきたマイクを拝見すると、この「C-38b」が目の前に現れました。

高額でとても新品では手に入らないと思っていた代物が、いま目の前にあり、使用してもいいということで、即決で引き継ぐことにしました。
願ったり叶ったりで、有頂天です。
持ってきた方は落語の演者さんで、師匠の事務所にあったマイクを預かっており、私に相談してみて使用できなければまた押し入れに入れられていた物だったそうです。

使えます!使えるようにします!大切にします!

と言って預かることにしました。

師匠というのは、東家夢助(あずまやゆめすけ)と言うお方です。
東京生まれで、落語家で師匠は、五代目柳家小さん、人間国宝の弟子でした。(詳細は、リンク先にて)

音質について

放送局でも使用されているマイクで、今でも現役のマイクです。調べてみると、ナレーションや語り、楽器でも素直な音質であるということで、落語・講談にはもってこいの代物ですね。
使用してみると確かに、音質は素直に収録されます。派手でなく、素のままという感じです。ダイナミックマイクの代表・シュア58と比べても、柔らかい音域のあるコンデンサーマイクがいい感じに収録されます。

今後は、このマイクでの収録された物がYouTubeで流れていきます。

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