函館の風景

函館市 東本願寺函館別院の瓦

更新が出来ずに、あたふたとしておりました。
久々の更新です。今後も遅れますがよろしくお願いします。

函館の寺院でこれほどの瓦が美しい場所はありません。東本願寺函館別院は、日本で最初にコンクリート製の寺院です。建設を主導したのは、檀家総代であった金森倉庫の渡辺熊四郎でした。
明治40(1907)年の大火後の明治45(1912)年に起工されるが、市民から、「大きな屋根を本当にコンクリートで支えられるのか?」「人々に踏まれた土砂を利用するのは不敬ではないのか?」などの声が出て、寄付がなかなか集まらなかったようです。そこで、建築の途中のコンクリート製高床に芸者を上げて手踊りさせたり、見物人も高床に上げて安全性を確認させたりと、苦労を重ねて理解を求めたそうです。大屋根や塀の瓦の数は3万3千枚にも及び(ちなみに、五稜郭に再建された箱館奉行所の瓦の数は3万7千枚)、平成19(2007)年には国の重要文化財に指定されています。

函館 東本願寺函館別院 瓦

モノクロがよく似合う被写体ですね。

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